編集部より:本日はチャーハンやカレーライスによく合う、粘りの無い雑穀ごはんの炊き方を、五ッ星お米マイスターの平松伸元さんに伺いました。粘りが無く作り置きもできるので、雑穀入門に最適です。ぜひご家庭でお楽しみください。
昔の雑穀は白米の代用やカサ増しであり、あまり美味しいものではありませんでした。その影響か、雑穀はご年配の方に良い印象を持たれていないことがあります。
雑穀を食べたいのに、お父さんが少し苦手という場合もありますが、そんなお父さんでも「美味しい」と言ってしまうような雑穀料理を作ってみませんか? 今回はチャーハンやカレーライスによく合う、粘りの無い雑穀ごはんの作り方を紹介します。
雑穀ごはんをチャーハンや、カレーのごはんにしたりするときは、粘りがあまり出ない方がいいですよね。雑穀だけをあらかじめ別に炊いて、白ごはんに混ぜ込むことで、モチモチ感(弾力)を残しつつ、粘りを消すことができます。
材料・器材 雑穀ブレンド・・・・・・150g (お米の計量カップ1) 塩・・・・・・・・・・・4g (小さじ1杯弱) レンジ対応ジップ袋小・・6枚
作り方
雑穀ブレンドをお米の計量カップ1(150g)を炊飯器の釜に入れます。水加減は炊飯器の釜の1合のメモリに合わせます。雑穀は洗わずに炊飯してもかまいません。
※洗う場合は、目の細かい裏ごしなどを使ってかるくゆすいでください
次に塩を加えます。カップの雑穀に対して約4g小さじ1杯弱です。
水・塩・雑穀をよく混ぜ、馴染ませてください。
30~60分程度つけてから炊飯してください(長時間漬けると食感が悪くなります。また気温の高い夏場は長くても2時間以内に炊飯を開始してください)。
※2時間後ぐらいに炊けるように予約炊飯すると便利です。
炊き上がり後、全体的にまぜほぐし作業を行ってください。
※約330gの炊飯雑穀が炊き上がります。
すぐに使う際は、炊上った白ごはんに混ぜ込んでください。余った分は普段炊かれる白ごはんに応じた量の炊飯雑穀の量で取り分け作業を行ないます。
(参考)2合の白ごはんに対して50gの炊飯雑穀が適量です。一度に作る量は1ヶ月で使い切る程度の量にしてください。
取り分けた炊飯雑穀はジップ袋にいれ、冷凍保管しておきます。