飲食店や学校等におけるお米のカビ対策

桐の米びつ

袋の通気口4種の構造と水対策

センターシール

  お米の袋の裏側の中央に不織布でできた布が縦に貼り付けられており、ここから空気の出入りがあります。

米袋をセンターシール部が下になるように置き、下から水がかかると水が不織布部から米袋内に侵入します。

フレブレス

米袋内からは空気が排出しやすいですが、米袋の外から米袋内に空気が流入しにくい構造になっています。

長時間水没させない限り、ほとんど水を侵入させません。    

マイクロドット

  米袋に多数のパンチ穴を空けたものです。最近は非常に小さなマクロドットが主流です。コストが安いため業務用の袋に多く採用されています。

穴が小さいので見えにくく、この部分が水にかかってしまうと、水が浸入します。

ハイジーン

  お米の袋をシール(閉じる)ときに空気が排出できるような形状でシールを行います。この方法もコストがかからないため、業務用の袋に採用されていることが多いです。

  シール部が水につかったり、大量に水がかかったりすると、水の侵入が起こります。

さて、次のページでは、カビの生え方を実際の例を交えてご紹介します。

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