編集部より:お米の劣化を抑え、かつ夏場の虫の繁殖を防ぐための対策法をご存知ですか。今回は、五ッ星お米マイスターの平松伸元さんにお米の保管方法について伺いました。お米が美味しくなくなる原因は、大きく分けて酸化、カビ、乾燥の3点が挙げれらます。それぞれ重要な項目ですので、忘れずに対応しましょう。
目次
お米の保管手段
鷹の爪やニンニクを入れると良いって本当?
昔から「鷹の爪」や「ニンニク」を米びつにいれたらよいと言われてますが、果たして効果があるのか実験してみました。
写真のように、カットしたペットボトルにお米とコクゾウムシを10匹づついれて
- 鷹の爪でできた防虫剤
- ワサビでできた防虫剤
- ニンニク
- なにも入れない
で実験開始。2日後…
鷹の爪には殺す効果はなさそうに思われますが、たしかに嫌がってでていったようです。ワサビはかなり効果がありました。ニンニクについては迷信かもしれません。
お米の保管に適した、桐の米びつ
桐の米びつは、お米の虫が棲み付きにくいことで知られています。桐の木に含まれる 「パウロニン」「セサミン」といった成分には、虫を寄り付かせない、あるいはお米に発生した虫が嫌がって出ていくといった防虫効果があります。ただし、お米に卵が付着していた場合、高温時に発生することはあります。
さて、次のページでは、お米の味が落ちる3つの原因について解説します。